温泉旅姦 湯煙に散る姉妹華
売春宿に響き渡る牝たちの嬌声――
冬休みに温泉街を訪れた霞と綾の姉妹は、
街ぐるみで行われている売春の罠に嵌まってしまう。
高額な宿泊料を請求され、その返済のために
旅館で売春婦として男たちに奉仕をすることに。
「あっ、くぅ……乱暴なのはやめて下さいっ」
雪深い温泉街に姉妹の牝声が響き渡る……。
日常に密着したエロス、リアルな舞台設定で送る官能小説レーベル第164弾!
<登場人物>
●武藤霞
女子大生。黒髪の似合う和風美人。押しに弱い性格で、押し切られると折れてしまいがち。妹と姉妹みずいらずで白花温泉へとやってくる。
●武藤綾
女子校生。姉と正反対で溌剌として強気な性格でもあり、好奇心も旺盛なことから、様々なことに首を突っ込むことがある。
●島田雷蔵
白花温泉のある旧白花村の村長。既に統廃合で村ではなくなっているが、白花の人々から村長と呼ばれている。華屋旅館を会員制の売春宿として売り込もうと画策する。
●野分穂花
華屋旅館の女将。父親の死後、入院中の母親と実家である温泉旅館の維持のために一人で奮戦する。生真面目すぎる性格ゆえに、島田の甘言に惑わされ、悪の道にのめりこんでしまっている。
<目次>
第一章 湯に咲く姉妹
第二章 冬山の車窓から
第三章 堕ちる若葉
第四章 散る花びら
第五章 生贄の雛たち
第六章 狂い咲く湯の華